雷蔵の鞍馬天狗

nostalji2008-02-12

録画していた『新鞍馬天狗』(1965年・大映/監督:安田公義)を観る。市川雷蔵鞍馬天狗で映画では最後の天狗役者となりました。拳銃を射ちながらの片手のチャンバラは、時々バランスが崩れ、少したよりないところもありますが、まずまずの出来といっていいでしょう。先日観た小堀明男の天狗より格段に良いです。アラカンのような優しさはありませんが、キリッとした風情は雷蔵特有のもので、天狗らしさは出ていたと思います。新選組隊士役で中村敦夫と平泉征が出ていましたが二人とも若い。ちなみに、近藤勇は中村竹弥で桂小五郎藤巻潤で〜す。画像は、『新鞍馬天狗』の市川雷蔵。杉作少年は二宮秀樹。『マグマ大使』のガムね。
大詰めが近くなった『大忠臣蔵』(テレビ東京:11:30〜12:30)を観る。予想通り“討入り”で顔を見せた四十七士は半分弱でした。岡島八十右衛門(河原崎長一郎)や赤埴源蔵フランキー堺)は仕方ないにしても、片岡源五右衛門江原真二郎)、岡野金右衛門中村嘉葎雄)、寺坂吉右衛門小林昭二)は“忠臣蔵”の主要キャラなので登場させて欲しかったです。それにしても、上月晃のひどいチャンバラを見るにつけ、大友柳太朗の腰のすわった立回りは見事でしたねェ。