ムチャな設定だけど

nostalji2008-07-01

CATVの時代劇専門チャンネルで昨夜観たテレビ時代劇『姫君捕物控』が気になって調べる。大岡越前二谷英明)の娘(加賀まり子)が女囚となって女牢に入牢し、無実の女囚から話を聞いて真犯人を捕まえるというトンデモ時代劇なんですが、これが結構面白くてね。加賀まり子の協力者が越前から密命を受けた同心の前田吟。無実の女囚たちというのが、紀州出身者が殺された事件の犯人にされていて、背後には天一坊(団次郎)が絡んでいるんですな。天一坊事件と個別の事件が並行して進んでいき、最終回は黒幕・山内伊賀亮(高松英郎)がアホな連中と組んだのが一生の不覚といって腹を斬るんですよ。でもって加賀まり子は、恋仲の前田吟の押しかけ女房となってエンド。加賀まり子の七変化がウリで、じつにチャーミングなんだなァ。内容記載についてはどこにもなく、ワンクール(13回)の30分時代劇(1972年7月1日〜9月30日:日本テレビ系列で放映)だったので、カルトな時代劇ファンにも知られていなかったんですね。
画像は1970年代初め頃の加賀まり子。輝くばかりの生意気が魅力でした。結局、その生意気がマイナスにならず、現在まで第一線で活躍しているのはたいしたものです。普通は潰されるんですけどね。