病院で読書

nostalji2008-08-01

3週間ぶりにJ医大病院へ。諸々の待ち時間の間に、仙台のGさんから頂いた岡田芳郎:著の『世界一の映画館とフランス料理店を山形県酒田につくった男はなぜ忘れ去られたのか』(講談社:2008年3月6日第3刷発行)を読了しました。内容は長い題名の通りでして、最新設備とサービスで大都会の一流映画館に勝るとも劣らない映画館と、最高の食材とサービスで単なるレストランを越えた“食の劇場”を築いた人物・佐藤久一の伝記です。地方の時代ということが最近よく口にされますが、それが50年以上前に実践されているんですね。それもソフトウエアに力を入れていることが重要です。どんなに立派な映画館でも、単に配給ルートに乗かったアナタ任せの作品上映だと、他の地方都市の映画館と何ら変わりがないものになりますからね。上映作品を自らが吟味し、観客の期待に応えてこそ映画館が活きてきます。これは映画館に限らず、地方文化を促進させる共通のテーマだと思いますよ。地方の箱物だけを作って喜んでいる人たちに一読させたい本で〜す。
大宮まで出たついでにソフマップでPS2のゲーム『三国志11』を購入。しこしこプレイしていた『信長の野望・革新』の隠しシナリオを全て取得したら飽きてしまったものでね。