読書の秋ということで……

nostalji2008-09-24

CDを聴きながら、積ん読状態だった阿刀田高:著の『ホメロスを楽しむために』(新潮文庫:2000年11月1日第1刷発行)を読了。ホメロスの“イリアッドとオデッセイ”(正しくはイリアスオデュッセイア)をやさしく解説しています。だけど、著者の『ギリシア神話を知っていますか』と比べると、今イチ面白くなかったですね。登場人物がうまく整理されていない感じで、読みづらさがありました。オデュッセイアの部分は知らないことが多いので真面目に読みましたが、トロイ戦争を扱ったイリアスの部分は知っていることも多くて、跳ばし読みしてしまいましたよ。著者の文章そのものは読み易いんですけどね。
広島カープの本拠地が現在の市民球場から、来年は新球場に移る。その新球場の命名権の売却について作家の堀治喜氏が異議を唱えていたが、私も彼の異議に賛成です。地方財政が苦しいのはわかるけど、他所がやっているからと安易に考えすぎじゃないですかね。広島平和スタジアムとでも名づけて、世界に平和都市広島をアピールしていくことの方が有意義ですよ。市民に誇りを持たせることも地方行政には必要だと思います。