雛祭りは季節はずれですが……

nostalji2008-12-05

西岸良平:著の『三丁目の夕日』(小学館)の、“桃の花”と“春一番”を読了。
“桃の花” (2005年2月24日第2刷発行)は、テーマと関係あるのは3話だけで、後は関係ない全14話が収録されています。町田忍のコラムは“駄菓子屋さん”ね。昔は町内には必ず駄菓子屋がありましたね。駄菓子専門だけでなく、貸本屋や文房具店を兼ねていたところも結構ありました。貸本屋兼務の駄菓子屋はソースセンベイやニッキ飴など菓子類が前にならんでいて、壁際に貸本が置いてあるというレイアウトが一般的だったような気がします。マンガを見ながら駄菓子を食べるという関連商売ね。文房具兼務の駄菓子屋は、駄菓子は置いてなく、ノートや鉛筆と並んで日光写真やビー玉といったオモチャ類が置かれていましたねェ。現在でも、私の近所には文房具兼務の駄菓子屋がありますが、何故か地元出身歌手(といっても不動産屋のオヤジとかスナックのママなんですが)のレコードも置いてありますよ。『秩父恋歌』や『大宮音頭』なんて、自主制作物のような気がしま〜す。
春一番” (2004年2月27日第2刷発行)は、早春をテーマにした11話が収録されています。町田忍のコラムは“雛まつり”ね。女の子とは縁のない世界にいましたので、“雛まつり”の起源が中国にあることや、男雛と女雛の位置が右でも左でもどちらでもよいことを初めて知りました。そういえば変わり雛として、皇太子と美智子様の“御慶事雛”ありましたねェ。