韓国史劇

nostalji2009-04-14

最近、韓国史劇に嵌まる50歳代以上の男性が多いとのこと。私もその一人なんですけどね。本日は『大祚栄(テジョヨン)』の最終回。全134話をオンタイムや録画で欠かさずに観ましたよ。韓国史劇には決まったパターンがありまして、主人公と敵対するライバルがいる。主人公を愛する女性が二人いる。主人公が愛する女性はライバルも愛する女性で、敵対関係がより深まる。主人公は愛する女性とは結ばれず、ひたすら愛し、待っている女性と結ばれる。毎回、課題を残して次回に続くので、結局観続けることになるんです。主人公は絵にかいたような正義の持主で、実にわかりやすいんですよ。キャラを単純にして物語を面白くするという娯楽ドラマ作りが、子供の頃に楽しんだヒーロー物に似ていて受けるんだと思います。
でもって、『大祚栄(テジョヨン)』ですが、このドラマ制作の背景には南北融合という政治的なものと国民的ナショナリズムがあったことはラストのナレーションでわかりますが、ジンギスカンアレキサンダー大王といった世界史における英雄を扱ったハリウッド史劇と同様に、渤海建国の英雄を扱った韓国史劇として楽しみました。渤海は現在の中国東北部の東部に位置し、北朝鮮の一部を含んでいますが、韓国の歴史とはいえませんからね。ところで、コムは契丹の地に戻り、民族の復活を行なったんでしょうね。だって、230年後に渤海契丹に滅ぼされるんだも〜ん。