西部劇的面白さ?

nostalji2009-05-16

知人から送られてきたDVD『血と砂の決斗』(1963年・東映/監督:松田定次)を観る。戦場では無敵の豪勇を誇るサムライ(大友柳太朗)が、約束を守らない主君に愛想をつかして出奔し、野武士が支配する村にやってくるんですな。村人たちを説得して野武士と戦うことになるんですが、主君の命を受けた討手(近衛十四郎ら4人)も村にやってきます。なにしろ、大友はんを討つために来たのだから、彼らも凄腕ね。高みの見物を決め込んでいた近衛くんだったんですが、大友はんの策略にのせられて一緒に野武士と戦うはめになります。野武士との戦いは、『七人の侍』タッチですね。残念なことに黒澤演出ほどの迫力はありませんが、大友はんはスケールの大きい立回りを見せてくれます。でもって、野武士をやっつけた後、大友と近衛の決闘となるのですが、刀でなくて、手裏剣と弓矢なのでズッコケますよ。物陰に隠れながら互いに相手を狙うという、西部劇的趣向を狙ったのでしょうが、奇をてらいすぎた感じです。大友と近衛なら、やっぱりチャンバラだよォ。
昨夜、『必殺仕事人2009』の後、『サラマンダー』(2002年/監督:ロブ・ボウマン)の後半を観る。世界中の都市を潰滅させた肉食翼竜サラマンダーを生き残った人類が退治する物語なんですが、一匹しかいないオスを倒せばサラマンダーを死滅させることができるだなんて、なんじゃこりゃアです。観ていなかった前半で、オスが共食いして、生き残っていたのが一匹という説明があったのですかね?