原作を読みたい

nostalji2012-10-25

桑田次郎(原作は高垣眸)の『まぼろし城(全3巻)』を読了。『少年クラブ』の1960年1月号〜61年8月号に連載されたマンガの復刻版です。「まぼろし城」「一つ目党」「まぼろし島」「はんにゃ党」の四部構成になっていて、映像化(映画で3度、テレビでも3度)されているのは「まぼろし城」の部分だけなので、残りは桑田次郎のオリジナルのような気がします。
まぼろし城」は、将軍に献上する馬をめぐって、馬を愛する桐作少年を助けて、木暮月ノ介がまぼろし党と戦う物語になっています。まぼろし城主はバテレンの妖術使いね。まぼろし党の目的は馬と引きかえに黄金を手にいれることで、従来の幕府転覆計画という話にはなっていません。
「一つ目党」は、まぼろし城の秘宝の隠し場所を記した地図をめぐる一つ目党との戦い。「まぼろし島」は、百万両の御用金を積んだ船が行方不明になり、復活したまぼろし党と木暮月ノ介との戦い。「はんにゃ党」は、生き残ったまぼろし城主クーターバランが盗賊団はんにゃ党を従えて、木暮月ノ介に復讐しようとする物語。桑田次郎が勢いにのっていた頃の作品で、シャープなペンタッチは見応えあります。
『ファイナル・ファンタジー13』と一緒に買ったPS3のゲーム『ファイナル・ファンタジー13−2』を開始する。13で人類の敵を倒したものの、今度は時空の歪ができて異次元の敵が襲来するんですな。ライトニングの頼みでノエルという若者がライトニングの妹セラと時空の歪みを正す旅に出るのね。まずは弱いモンスターを倒してレベルアップを図るのと、フラグメントを探してクリアすることかな。