西部劇3本立て

nostalji2009-06-10

本日は、WOWOWが『拳銃王』、BS2が『砂塵』と『レッド・サン』を放映。西部劇3本立てなのですが、異色なのが『レッド・サン』(1971年/監督:テレンス・ヤング)ですね。テレンス・ヤング監督、モーリス・ジャール音楽、チャールズ・ブロンソンアラン・ドロン三船敏郎の主演男優3人に、彩りとしてウルスラ・アンドレスとキャプシーヌが顔を揃え、ロケ地がスペインという多国籍西部劇です。話題性だけでなく、内容もしっかりした西部劇になっていますよ。
将軍から大統領に献上する宝剣が強盗団(ブロンソンとドロン)に奪われ、サムライ三船が宝剣を取り返すために彼らを追跡します。ブロンソンはドロンに“さらば友よ”とばかりに裏切りにあって撃たれ、三船は傷ついたブロンソンを介抱し、二人でドロンを追いかけるんですな。西部男とサムライのカルチャーギャップが面白く、三船がやたらとカッコいいんです。テレンス・ヤングは黒澤映画から三船のアクションをかなり頂いていますね。ところで、ずっと以前に洋画劇場の日本語吹替えで観た時は、三船の声は川合伸旺でした。“荒野の素浪人”では、三船に斬られる悪代官だったのにねェ。