クリスマスプレゼント

nostalji2009-09-13

西岸良平:著の『三丁目の夕日』(小学館)の、“入学式”と“ジングルベル”を読了。
“入学式” (2005年4月22日第3刷発行)は、12話が収録されていますが、4月と直接関連するのは2編だけです。町田忍のコラムは「プロペラ旅客機」で、飛行機に乗ることが特別だった頃の情報を書いています。昭和33年の羽田−福岡間は、60人乗りのダグラスDC−4型機が飛んでおり、所要時間は2時間30分で、代金は片道1万2600円でした。ちなみに、当時の大学卒初任給が1万3千円だったので、現在と比較すると10倍以上高価な乗り物だったことになります。
“ジングルベル” (2001年12月21日第1刷発行)は、クリスマスから年末に関連した12話が収録されています。第1話「クリスマスプレゼント」で小学校のクリスマス会でプレゼント交換が行われるのですが、私が知る範囲では昭和35年前後の頃にプレゼント交換を経験した人がいないんですよ。比較的生活が豊かだった東京の小学校では行われていたんですかね?
町田忍のコラムもクリスマスに関連して「おもちゃ」ね。子供の頃、デパートは一種のレジャーで、おもちゃ売場はワンダーランドでした。クリスマスが近づくと、サンタさんにお願いするおもちゃを下見したものです。本やレコードがクリスマスプレゼントで、残念ながらハズレばかりでした。『禁断の惑星』に出てきたロボット(ロビー)のおもちゃが欲しかったんですけどねェ。