同じ頃の曲に

nostalji2009-10-19

ザ・フォーク・クルセダ−ズのメンバーの一人だった加藤和彦さんが17日に亡くなりました。理由はよくわかりませんが、自殺というのは悲しいです。深夜放送で流れてきた『帰ってきたヨッパライ』は、奇抜なユーモアあふれる曲でビックリ仰天したことを憶えています。深夜放送を聴く物好きが歓ぶだけかと思ったら、一般にも大ヒットしましたね。早回し録音による面白さは、レコードの世界だけのもので、生演奏を聴いたって面白くも何ともありゃしない。1965年に結成されたザ・フォーク・クルセダ−ズは、1967年に解散するつもりで、その記念に『ハレンチ』というアルバムを自主制作しました。『帰ってきたヨッパライ』はそのアルバムに収録されていたもので、オンエアーされるや若者たちによって火がついたわけです。『ハレンチ』には、『イムジン河』も収録されており、これも評判がよかったのですが、すぐに政治的問題から放送禁止歌になり、一般に拡まる前に潰されてしまいました。
画像は、高石友也が歌う『受験生ブルース』のレコードジャケット。同じ頃、深夜放送で学生に人気の高かった曲です。体制や権威を皮肉るフォークソングを深夜放送で聴くのは当時の若者文化でしたねェ。