龍馬の魅力

nostalji2010-01-03

NHK大河『龍馬伝』が今日から始まる。これまでの幕末を扱ったNHK大河では、多くの龍馬役者がいましたね。私の記憶に残っているだけでも、『竜馬がゆく』では北大路欣也、『勝海舟』では藤岡弘、花神』では夏八木勲、『翔ぶが如く』では佐藤浩市、『新選組』では江口洋介、『篤姫』では玉木宏と、6人います。北大路欣也の龍馬は少し立派すぎたけど、原作がそうですからね。思想家であり、政治家であり、革命的志士であり、剣豪であり、経営者でありと、万事にわたって大人物に描かれていて、男の魅力をひとりで背負っている感じでした。ただ、司馬遼太郎の『竜馬がゆく』によって、坂本龍馬人気というのが普遍となったのも間違いないです。私も『竜馬がゆく』を読んで、坂本龍馬に興味を持つようになりましたからねェ。
龍馬の魅力というのは、セクショナリズムを持っていないことでしょうね。これは、当時としては稀有な性格といえます。藩とか思想とかに捉われない柔軟な考え方をするところに共感できるんですよ。それと、ネアカなところね。私は司馬遼太郎が惚れ込むほど龍馬を大人物だとは思っていませんが、人を惹きつける何かがあったのは間違いないで〜す。
画像は、『龍馬伝』の福山雅治坂本龍馬)と広末涼子(平井かほ)。司馬遼太郎の『竜馬がゆく』の前半はフィクションが多く、平井かほも家老福岡宮内の妹で、お田鶴になっていましたね。平井かほを知るまで、お田鶴を実在の人物だとずっと思っていました。