新春時代劇

nostalji2010-01-02

昨夜、『陽炎の辻スペシャル』を観る。原作は佐伯泰英の“居眠り磐音江戸双紙”です。現在32巻まで発刊されている人気シリーズなんですが、小説は読んでいません。『陽炎の辻』は第1シーズンから欠かさずに観ていて、私の好きな時代劇です。スピーディーな物語展開と情感あふれる演出には満足、満足。山本耕史も爽やかで、主人公のキャラをうまく掴んでいます。一つ気に入らないのは、カンフーの動きに似た立回りね。殺陣に新しさを出そうとしているのでしょうが、一撃必殺の迫力はなく、軽い感じがするんですよ。韓国時代劇の殺陣と同じね。画像は『陽炎の辻』(シーズン1)の山本耕史中越典子
本日は、恒例となっているテレビ東京新春ワイド時代劇を観る予定。今年は五味康祐原作の『柳生武芸帳』ね。原作は柳生家の秘密が記された3巻の武芸帳を巡って、十兵衛を中心とする柳生一族・柳生を宿敵とする山田浮月斎一派・竜造寺家再興を願う夕姫一派・政権奪取を謀る公家一派が争奪戦を繰り広げるのですが、ストーリーが多彩で、ドラマ化においては、これまで様々な脚色がされていますね。東宝の二部作(稲垣浩監督)では十兵衛でなく、霞の兄弟(三船敏郎鶴田浩二)を主人公としていましたし、東映では柳生十兵衛を主人公にして近衛十四郎主演でシリーズ化しましたね。近衛十四郎はテレビでも『柳生武芸帳』を主演しています。テレ東の新春ワイド時代劇でも1985年に北大路欣也主演で放送されており、今回は2度目となります。反町の十兵衛は如何に……?