マカロニ“スパイ大作戦”

nostalji2010-03-17

ピーター・グレーブス関連で、西部劇『五人の軍隊』(1969年/監督:ドン・テイラー)をビデオで再見。『五人の軍隊』はウエルタ政権下の革命騒ぎにゆれるメキシコを舞台に、革命軍のために50万ドルの砂金を積んだ政府軍用列車を5人の男が襲撃するマカロニウエスタンです。ピーター・グレーブスは、もちろん作戦をたてるリーダーね。スパイ大作戦よろしく、特技を持った仲間が集められます。サーカス出身の軽業師ニーノ・カステルヌオーボ、力自慢の鉄道男バッド・スペンサー、爆破名人ジェームズ・ダリ、剣とナイフ投げの達人サムライ丹波哲郎といった具合にね。サムライ丹波は足自慢?でもありました。とにかく、走る、走る!
モリコーネの如何にもマカロニといったテーマ曲が流れ、メキシコ革命時の写真(サパタやパンチョ・ビラの写真もあるでよ)を使ったタイトルは気に入りましたね。ずさんな脚本が多いマカロニの中では、列車襲撃シーンなんか“スパイ大作戦”なみにキチッとしており、よくできた作品といえます。演出面に、もう少し切れ味の良さがあれば、言うことはないのですけどねェ。