発想は面白いが

nostalji2010-07-10

録画していた『アウトランダー』(2008年/監督:ハワード・マケイン)を観る。宇宙モンスターを積んだ宇宙船が事故って、8世紀のノルウェーに墜落するんですな。生き残った地球人型宇宙人(ジム・カヴィーゼル)がバイキングと一緒にモンスター退治をするのね。バイキングの王の命を救って彼らの仲間となり、旧式の武器でモンスターに立ち向かうところまでは面白かったのですが、モンスターのお涙頂戴話が出てきたあたりから腰くだけとなりました。自分たちの都合で平和に暮していた生物(モンスター)を殺した報いだなんてね。
結局、8世紀の武器ではモンスターに歯が立たないことがわかり、宇宙船の残骸からモンスターを切断できる刀や槍を作るんですが、当時の技術で宇宙物質から鋳造できたのかなァ。溶岩の中に落とすのでは平凡すぎると思ったのか、別の手を考えたのはいいけど、あんなことでモンスターは死んだとは思えません。ラストがいいかげんだと、作品全体がコケてしまいま〜す。