○○○は誰か

nostalji2010-11-29

昨夜は、NHK大河『龍馬伝』の最終回を観る。最初から偉人として扱わず、龍馬が成長していく姿を福山雅治が熱演して共感をよびましたね。香川照之も巧かったですが、少し演技過剰なところが鼻につきました。今年は龍馬ブームで旅行番組でも色々取り上げていましたが、龍馬が関係したいたる所で銅像が建っているのにはビックリしましたよ。
ところで、最終回に出てきた龍馬考案の新政府のための八箇条は次の通りです。1.国内有能の人士を招いて参議にする。2.有能の諸侯を選んで朝廷の職務につけ、現在の無意味な諸官職は廃止する。3.外国との交際は慎重熟慮のうえで実行する。4.法律規則を制定する。新法典に欠点がなく、ひとたび承認されたときは、諸侯はこれを遵守し、臣下にこれを履行させる。5.上下の議事院を設置する。6.陸軍省海軍省を設置する。7.親兵を設置する。8.皇国金銀の評価基準を国際慣行と一致させる。右の箇条は、二、三の有能達識の士の支持をまず得なければならない。そのうえで、諸侯会議の日を迎えたならば、○○○が会議の筆頭者となり、右の諸方策を人民に布告すべき旨、朝廷に言上する。こうして決定されたうえは、これに反対する不遜の輩は何びとたりとも厳罰に処し、勢力や身分により斟酌があってはならない。
封建的な階級制度を壊し、近代日本の土台を考案した龍馬の思想は天才的だと思いま〜す。