クライマックッスは西部劇

nostalji2011-02-13

録画していた『遥かなる大地へ』(1992年/監督:ロン・ハワード)を観る。物語は1892年のアイルランドから始まります。地主に反抗して父と家を失ったトム・クルーズが、復讐のために地主を狙うが銃が暴発して傷を負い、逆に地主の世話になるんですな。そこで地主の娘のニコール・キッドマンと出会い、キッドマンは彼に興味を持ちます。キッドマンは自由の国アメリカへ行くことを夢みており、クルーズとキッドマンの婚約者トーマス・ギブソンが決闘する日に、勝ち目のないクルーズを助け、二人でアメリカへ。
ボストンに着くや、二人は無一文になり、クルーズは酒場の賭けボクサーになってキッドマンの面倒をみるんです。そして二人は愛しあうようになります。しかし、賭け試合に負けたことから酒場のボスから二人は放り出され、傷ついたキッドマンをアメリカに移住してきた彼女の両親に預け、クルーズは鉄道工事へ。
オクラホマで土地取り競走が行なわれることを知ったクルーズはオクラホマに行き、そこでキッドマンと再会します。かつて二人で夢みた土地のことをキッドマンも忘れていなかったんですね。号砲を合図に、何百台という馬や馬車、さらには自転車まで加わって一斉に走り出すランドラッシュが最大の見せ場になっています。ロン・ハワードの曽祖父母のうち3人が実際のランドラッシュに参加しており、自分の一族の歴史としてこの映画を監督したみたいですね。少し粗っぽい展開ですが、盛り上げ方としては最高で、上出来作品といえま〜す。