時代劇ということで

nostalji2011-02-27

昨夜は、テレビ朝日で『遺恨あり』を観る。原作は吉村昭の小説『最後の仇討』で、維新直前に両親を惨殺された主人公(藤原竜也)が、仇討禁止令が出た後も山岡鉄舟北大路欣也)に剣を習い、目指す敵(小沢征悦)を討つというお話です。『破獄』『桜田門外ノ変』『天狗争乱』などの吉村昭の小説の特徴である、史実を基にして、目的だけが人生となった人物を描いています。
仇討という重いテーマで、全体的には暗い内容なのですが、松下奈緒の存在が清涼感を与えていましたね。仇討殺人を裁く判事の吉岡秀隆は、ピッタリの役どころ。ただ、吉岡のキャラが固まってきており、演技が定番化してくる危惧を感じます。
とにかく、何でもいいから、もっと時代劇を作ってくれェー!