富クジの開始

nostalji2011-04-21

1730年(享保15年)4月21日、幕府は京都の仁和寺が開催する富クジを公認。現在の宝クジですな。富クジの起源は室町時代にまでさかのぼることができるらしいのですが、史料的には1635年(寛永12年)に富クジの記録が残っています。富クジは、“千人会”“万人講”“突富”など様々な呼び方がありますが、賭博性が強いので幕府は禁止していました。それが合法化されたのは、幕府が負担していた徳川家と深いつながりのある寺社の修理・修復費用に富クジの収益金を活用しようと考えたからです。それだけ幕府の財政が逼迫していたわけですね。震災復興ジャンボ宝クジを売り出して、復興資金に充てよう。
画像は、全然関係ないガロの『学生街の喫茶店』のレコードジャケット。喫茶店の思い出を、HP:団塊昭和通信にアップ⇒http://www.asahi-net.or.jp/~uy7k-ymst/shakai/shafu1.htm