原作は読んでいないが……

nostalji2011-05-29

録画していた『アリスインワンダーランド』(2010年/監督:ティム・バートン)を観る。アリス(ミア・ワシコウスカ)は19歳になっており、好きでもない男と結婚させられそうになっています。悩んでいる時、服を着たウサギを見つけ、追いかけて穴に落ち、不思議な国での冒険が始まるんですな。子どもの頃に体験した不思議な国での出来事をすっかり忘れていたという設定で、原作の後日談というオリジナルストーリーです。不思議な国は赤の女王(ヘレナ・ボナム・カーター)の恐怖政治に支配されおり、アリスは預言書の救世主として白の女王(アン・ハサウェイ)と戦うことになります。
子ども向け作品というより、子どもの頃『不思議の国のアリス』を読んだ大人向け作品といえますかね。ティム・バートンらしい映像表現はありますが、内容的には数多あるファンタジー映画と大同小異です。アリスがドラゴンと戦ったりしてね。マッドハッターのジョニー・デップは意外と見せ場がなく、ヘレナ・ボナム・カーターの前に影の薄い存在となっています。画像は、アリスのミア・ワシコウスカ
江戸川乱歩全集の第5巻を再読。『何者』『黄金仮面』『吸血鬼』の3作品が収録されており、中篇の『何者』を読了。被害者=探偵=犯人という一人三役トリックの本格ミステリーです。明智小五郎が現れて謎を解くのですが、犯罪の動機に当時(1929年)の時代性が出ていま〜す。