悪くはないが……

nostalji2011-05-28

録画していた『サブウェイ123 激突』(2009年/監督:トニー・スコット)を観る。1974年の『サブウェイ・パニック』のリメイクというより原作があるので再映画化といえますかね。ベラム駅1時23分発車の地下鉄が4人組の男に乗っ取られるんですな。1両目だけを切り離し、19名の人質の身代金として1千万ドルを要求してきます。1時間以内に金を届けないと、1分遅れるごとに人質をひとりずつ殺していくという要求に対して、地下鉄職員(デンゼル・ワシントン)と犯人(ジョン・トラヴォルタ)の間で丁々発止の駆け引きが開始されます。
1千万ドルがニューヨーク市長の決済権限だったり、トラヴォルタが事件の影響を考えて金投資していたり、ネズミに驚いて警官が発砲したり、ワシントンのプライベートが描かれたりと、前作より話を膨らませています。その分、車内の人質の描かれ方が希薄になっていますね。本作品も悪くはないのですが、前作のウォルター・マッソーとロバート・ショーの駆け引きの方がユーモアあって面白かったです。ラストのオチも良かったしね。原作を読んでいないので、どちらがイメージに近いのかわかりませ〜ん。