ドイツ・ファンタジー

nostalji2011-09-14

録画していた『クラバート 闇の魔法学校』(2008年/監督:マルコ・クロイツパイントナー)を観る。中世のドイツを舞台にしたファンタジー映画です。戦火によって家を失った少年クラバートが闇の声に導かれて山村の水車小屋へやってくるんですな。そこは少年たちが集団で生活しており、魔法使いの弟子となって黒魔術を学んでいます。恋は厳禁ですが、クラバートは村の娘と仲良くなります。村の娘と恋をしていた親友が殺され、クラバートは親友の残した言葉から魔法使いの邪悪な企みを知り……
重苦しい雰囲気の作品です。笑いがないんですよね。ドイツ語がもつ厳めしい感じが、そのまま映画のイメージになっています。カラスに変身するシーンなどにCGが使われていますが、アメリカ映画のような派手なものはなく、性格描写を重点においた物語中心です。魔法使いとの戦いもアッサリしたもので、少し拍子抜けしました。原作はドイツでは有名なファンタジー小説とのことで、話のタネとしてこの作品を覚えておきま〜す。