元ネタは西部劇

nostalji2011-10-04

ビデオに録画保存していた『無宿者』(1964年・大映/監督:三隅研次)を観る。5年前に笹子峠で殺されたという父の仇を捜しているヤクザの一本松(市川雷蔵)は、賭場荒しをした浪人・黒木弥一郎(藤巻潤)と知り合い、追っ手に追われるが、はるという娘(坪内ミキ子)に助けられる。はるの村では2年前から三州屋(沢村宗之助)が高利で村人に金を貸し付け、借金のかたに男たちを工夫として佐渡金山に送りこんでいた。その資金は島屋(安部徹)という謎の人物から出ていた。笹子峠では、御用金が奪われるという事件があり、6人の死体が埋められていた。現場に一本松の父(石山健二郎)の赤鞘の長脇差があったことから、父はその場に居合わせて殺されたと一本松は考えていた。6人の武士が御用金の運搬をしており、黒木の父もその一人だった。大金を持って現れた島屋を、一本松は黒木の父でないかと疑うが、島屋の背後には黒幕がおり……
フランク・グルーバーの西部小説『六番目の男』(ジョン・スタージェス監督・リチャード・ウィドマーク主演で映画化されている)が元ネタとなっています。それを時代劇に翻案しているんですが、原作の持つミステリータッチが全然ありません。誰が六番目の男かすぐに判るし、ストーリー展開も散漫ですね。奇をてらっただけの凡作で〜す。
先日アップできなかった“女子プロレスのレコード”を、HP:汲々自適の「私家盤CD」にアップ⇒http://jiteki.harisen.jp/josipuro/josiprorec.htm