たまには西部劇

nostalji2012-01-18

ビデオに録画保存していた西部劇『あらくれ五人拳銃』(1954年/監督:ロジャー・コーマン)を観る。南北戦争の終り頃、北軍に寝返った男と北軍資金の3万ドルを奪う任務を、恩赦を条件に5人の無法者が南軍から命じられるんですな。沈着冷静な街道強盗スタージェス(ジョン・ランド)、悪知恵のはたらく賭博師(マイケル・コナーズ)、初老の牛泥棒、直情径行の殺し屋、殺し屋の兄の5人ね。3万ドルと寝返り男を乗せた駅馬車待ち伏せする町に行くにはコマンチ族のエリアを通る必要があり、スタージェスがリーダーとして頭角を現します。コマンチ族をかわして着いた町は、ゴーストタウンで駅馬車の世話をする老人と姪(ドロシー・マローン)がいるだけね。やがて、北軍駅馬車がやってきて……
色と欲をむき出しにした5人が互いに牽制し、銃撃戦によるラストまで、ロジャー・コーマンは77分で手際よくまとめています。予想通りに行動するわかりやすいキャラは、B級作品の定番ですね。とりたてて優れたところはありませんが、適度にサスペンスを盛り上げ、退屈しませ〜ん。