雨か飛沫か

ナイアガラ観光に息子と一緒に1泊2日で出かける。現地ツアー(日本語)の定例通り、朝が早いんだよね。6時45分の飛行機なので、JFK空港集合は5時30分。車で家から空港まで30分かかるので、4時起きですよ。ニューヨークからの参加者は既に搭乗手続きを済ましていて私たちだけが別行動ね。搭乗のセキュリティ検査は厳しく、上着や靴を脱ぐだけでなくポケットの紙類も全て出す必要があります。靴の踵や紙に包んだ火薬を隠していた奴がいたんだってさ。御守がポケットに入っていて、係官から質問されましたよ。「ジャパニーズ・オマモリ、ラッキー・スピリチャル・シート」と答えたのだけど、通じたのかな。笑って返してくれました。
バッファローまで飛行機で1時間30分。現地ガイドがバッファローから観光案内してくれます。参加者は私たち3人を含めて10人でした。車でナイアガラまでは、カナダへの入国手続きを含めて1時間といったところですかね。ナイアガラの滝はアメリカ側からも見れますが、景観は断然カナダ側とのこと。現在はオフシーズンで混雑していないので、スムーズにカナダ入国できました。
ナイアガラの滝は、アメリカ滝(幅320m、落差30m)と馬蹄形したカナダ滝(幅790m、落差54m)があり、まずはカナダ滝が真近に見られるテーブル・ロックへ。曇り空だったので雨が降ってきたのかと思ったら、これが滝のしぶきなんですね。遠くからだと、滝壺から煙が滝の上空まで昇っているように見えます。真近で見る滝の落下は壮観ですよ。さらに、エレベーターでトンネルに降りて、滝の裏を見るジャーニー・ビハインド・ザ・フォールズへ。膨大な水が落下しているだけで、写真に撮っても水のカーテンだけね。5月〜10月であれば、霧の乙女号で馬蹄形の中心まで船でいくツアーが運航されていますが、カッパを着てもズブ濡れになるので、暖かい季節だけね。
アメリカ滝が正面から見える展望台→ナイアガラ河の急流を見るホワイト・ウォーター・ウォーク→急流が流れ込むワール・プールを見た後、ナイアガラの町を車窓から眺め、サイトウさんの土産物店でメイプルシロップを購入。シェラトンホテルの展望レストランで昼食の後、自由行動です。ナイアガラにある主なアトラクションを巡回しているピープルムーバーも運行は5月〜10月で、エリア随一の賑やかな通りクリフトン・ヒルにも5月までクローズしている店が結構あるようです。私たち以外の7人は日帰りツアーで、帰りの飛行機は9時とのこと。5時30分集合まで時間がたっぷりあるので、ナイアガラオンザレイクのオプショナル・ツアーに参加していましたが、私たちは明日の予定にして、宿泊先がシェラトンホテルだったのでガイドさんに交渉してもらって2時にチェックインしました。
朝が早かったので昼寝した後、ホテルの部屋のソファからナイアガラの滝を眺めて家族でお喋り。アメリカ滝もカナダ滝も一望に見渡せ、立ち昇る水煙は見ていて飽きません。
夜は、現地発着のナイアガラ・ライトアップ&ディナーに行ってきました。テーブル・ロックのレストランでロブスター料理を満喫ね。味もボリュームも満点でした。テーブル・ロックでは、滝がライトアップされる前の観光客がマバラな時間を利用して、日本でもCATVで放送されている海外ドラマ『ニキータ』のロケが行われていましたよ。残念ながら主演のマギー・Qはいませんでしたけどね。
食事の後は、ナイアガラ・イルミネーション・タワーへ入場して、滝の照明の操作ね。ナイアガラの滝のライトアップはここで行っており、赤・青・緑・紫・黄の五色をパネルのタッチ操作で自分の好きな色にライトアップできます。何もしなければ白色ね。自分が照明した滝を、皆が見ているなんて、いい気分ですよ。操作終了後には、イルミネーション操作証明書を発行してくれま〜す。
ナイアガラにはカジノが二つあって、息子はシェラトンの隣りにあるカジノへ。予想通り負けて帰ってきました。