録画していた『ガリバー旅行記』(2010年/監督:ロブ・レターマン)を観る。スイフトの古典小説を現代風にしたコメディ・ファンタジーです。新聞社に勤めるガリバー(ジャック・ブラック)は、口では大きいことを言うけど、好きな女性ダーシー(アマンダ・ピット)の前では何も言えなくなる小心者ね。バーミューダ・トライアングルの取材に行って、異次元世界に迷い込み、着いたところが小人国のリリバット王国でした。敵国の襲撃から王様を助け、いちやくヒーローになります。メアリー王女(エミリー・ブラント)とホレイショ(ジェイソン・シーゲル)の恋の仲立ちをしたことから、王女に邪心を抱いていたエドワード将軍(クリス・オダウド)が国王を裏切り……
ゴールデン・ラズベリー賞を受賞した作品で、はっきり言ってくだらない作品です。ジャック・ブラックのお調子ぶりを愉しむだけね。映画ネタやニューヨークの風景のパロディは笑えますが、くだらな〜い。唐突に始まるラストの反戦ミュージカルも、何じゃこりゃ、というしろもので、風刺のつもりかもしれませんが、くだらな〜い。だけど、小便で火事を消したりするようなバカバカしい映画が、私は好きなので〜す。