愛は運命を変える

nostalji2012-05-19

録画していた『アジャストメント』(2011年/監督:ジョージ・ノルフィ)を観る。フィリップ・K・ディックの原作というのでSFサスペンスを期待したのですが、べたべたのラブロマンスでした。主人公(マット・デイモン)は大統領になるように運命づけられているのですが、ひとりの女性(エミリー・ブラント)と出会ったことから彼女を愛しはじめます。
女性は世界的ダンサーになる運命で、二人が結婚すると運命計画が狂うことになるので、人間の運命を管理する“アジャストメント・ビューロー(運命調整局)”が二人を別れさせようとするんですな。局員は存在を知られてはならないので、偶然の事故を装って二人の愛を妨害するのですが、主人公に存在を知られてしまうのね。局員にヘマなところがあって、結構笑えます。あれじゃ、運命が狂う人間が出てきても仕方ないや。
凄腕の局員(テレンス・スタンプ)が乗り出してきて修正成功と思いきや、主人公に同情する局員(アンソニー・マッキー)が協力して二人は愛を貫くのです。主人公が恋をしたのは、最初の運命計画ではそうなっていて、途中で変更されたために潜在意識が残っていたんですね。それで、最初の計画に戻してメデタシ、メデタシ。
内容的には期待外れでしたが、全てニューヨーク・ロケで、つい最近訪れたニューヨークの各所が出てきて楽しかったで〜す。