2作目だったが

nostalji2012-05-20

録画していた『アンダルシア女神の報復』(2011年/監督:西谷弘)を観る。アンドラで日本人投資家(谷原章介)が死亡し、第1発見者が日本人女性(黒木メイサ)だったために、サミット出席の外務大臣夏八木勲)に随行してパリに来ていた黒木康作(織田雄二)がアンドラへ派遣されます。死んだ投資家が警視総監の息子ということでインターポールからも日本人捜査官(伊藤英明)が来ており強盗による殺害事件として片付けようとしますが、黒木は不審な点を感じます。女の命が狙われ、黒木は女を連れて領事館のあるスペインへ……
前作はイタリア・アマルフィが舞台でしたが、今度はスペイン・アンダルシアね。前作の大向こう受けする派手な展開と比べて地味ですが、内容的には今回の方が優れていると思います。マネーロンダリング対策を提案する外務大臣、テロ組織へのマネーロンダリング資金を追うインターポール、警察内部の隠蔽工作など、うまく整理されていました。ただ、黒木メイサの役どころは難しく、内面を描くには演出不足でしたね。邦画には珍しい国際サスペンスで、満足、満足。