昔のブランドで

nostalji2014-01-21

録画していた『新・仁義なき戦い』(2000年・東映/監督:阪本順治)を観る。最大組織のヤクザの親分が急逝し、跡目争いが勃発します。貧民街で育った幼なじみの豊川悦司布袋寅泰がこの渦中に再会し、抗争に巻き込まれるのね。
跡目を争うのが、古いタイプのヤクザの岸部一徳と世代交代を訴える近代ヤクザの佐藤浩市ね。実業家の布袋は裏でコリアンの地下銀行を営んでおり、佐藤浩市は布袋の弱みを握って彼のビジネスを取り込もうとしています。豊川は岸部一徳の幹部で、跡目争いの形勢が不利になって、佐藤浩市を狙いますが……
内容的には今イチでしたが、元祖へのオマージュか、織本順吉曽根晴美志賀勝といった“仁義なき戦い”の傍役が顔を見せ、布袋寅泰編曲の“仁義なき戦い”のテーマが流れたのは嬉しかったですね。元祖ではセリフもなくチンピラで殺されていた福本清三が組織の中の親分の一人でしたよ。