西部劇ＤＶＤの『西部に賭ける女』（１９６０年／監督：ジョージ・キューカー）を観る。ヒーリー（アンソニー・クイン）が座長の旅回りの劇団が債権者に追われて西部の町シャイアンにやってきます。劇団の花形アンジェラ（ソフィア・ローレン）は殺し屋マドリー（スティーブ・フォレスト）と知りあい、マドリーの頼みで殺しの報酬５千ドルをボナンザの町にいる依頼人デレオン（ラモン・ナヴァロ）から受け取ることになるのですが、アンジェラは受取った金をマドリーに渡さず、閉館されていた劇場を買い取ってヒーリー劇場の看板をあげるのね。アンジェラがマドリーと逃げたと思っていたヒーリーや、アンジェラから金が届かないマドリーがボナンザの町にやってきて……
ちょっとしたインディアンの襲撃や、マドリーとデレオン一味との銃撃戦はありますが、監督がジョージ・キューカーなのでアクションよりもソフィア・ローレンのお色気が売りです。ローレンを中心とした恋模様と、マーガレット・オブライエンやアイリーン・ヘッカートたち一座の面々の喜劇風味を織り交ぜた風変りな西部劇ね。ちょっと変わっているという程度の作品で〜す。
