長寿ドラマ

nostalji2014-02-22

羊崎文移:著の『「ダイヤル110番」元祖刑事ドラマ』(今日の話題社:2007年7月25日初版発行)を読了。『ダイヤル110番』はテレビ創生期の1957年9月3日〜64年9月6日に日本テレビ系列で放送された刑事ドラマです。全エピソード(365話)を網羅しており、記録としての価値があります。出演者のリストを見ているだけで楽しくなりますよ。関係者へのインタビューなどはなく、新聞掲載記事(番組欄など)からひたすら収集した感じですね。出演者に白井正明と表示されていますが、臼井正明の間違いね。新聞活字が潰れて臼が白に見えたんでしょう。エピソード記録の合間にコメントがあるのですが、ところどころに誤認がありますね。1978年生まれの著者は、『ララミー牧場』を知らないらしく、ロバート・フラーの来日騒動に気づかなかったようです。
リアルタイムで私は一時期(放送時間帯から考えて1961年頃)この番組を観ていたのですが、7年も続いていたとは、この本で初めて気づきました。放送時間帯が毎年のように変わり、一定していなかったせいですね。ちなみに、横浜にある放送ライブラリーに1本だけエピソード(149話「上野発22時15分」)が残されているとのこと。
本日の朝刊別刷beランキングは、“まだ最終回は見たくない長寿番組”で、対象が20年以上続いている番組。1位:「サザエさん」、2位:「笑点」、3位「おかあさんといっしょ」、4位:「世界の車窓から」、5位:「徹子の部屋」でした。流石に20年以上続いているドラマは現在ないようで、ドラマだと5年以上続いたら長寿番組といえるでしょうね。