幻灯の世界

nostalji2014-04-07

録画していた『発掘映像ムカシネマ』を観る。爆笑問題がホストで、大正から昭和にかけてのプライベートフィルムを紹介する番組で、木に登る芥川龍之介横溝正史とくつろぐ江戸川乱歩などのオチャメな映像が出てきました。さらに、フィルム以前の幻灯機の世界が紹介され、興味深かったですね。
イギリスでは19世紀に幻灯機による巡回上映が盛んになり、スライドに特殊効果を施したり、複数枚のスライドを重ねたり、回転させたりして動きのある映像を見せていました。鼠が寝ている男の口の中に入って行く映像なんて面白いですよ。幻灯機マニアが集まって、現在でも上映会やスライドの販売を行っています。日本にもマニアがいて、その大会に参加しているんですね。日本にも江戸時代に、この手の幻灯機があったというから驚きです。時代劇の小道具に使えそうですね。
私の父はカメラが趣味だったこともあり、リバーサルフィルムで撮影して幻灯機で映して見ていました。その後、8ミリ映写からビデオとムービー化していきます。お宝映像はないですけどね。
ところで、最近はプライベートムービーを映像資料として残す自治体が出てきており、上映会も盛況のようです。ムービーだと写真だけではつかめない時代の息吹を感じることができま〜す。