悪弊満載

nostalji2014-06-13

録画していた『謎解きはディナーのあとで』(2013年・東宝/監督:土方政人)を観る。シンガポールに向かう豪華客船で殺人事件が発生し、乗船していた令嬢刑事の麗子(北川景子)と毒舌執事の影山(桜井翔)が事件解決するコメディ・サスペンスです。テレビの人気ドラマの映画化で、怪盗騒ぎも絡んで賑々しく展開しますが、出演者が多いだけで、映画で観る価値があるのか疑問ですね。テレビドラマの方は観ていないのですが、少しだけ金をかけている程度で映画としての興奮はありません。
内容も酷く、竹中直人のオーバーアクトにはしらけます。昔の出来の悪いコメディ映画みたいですな。でもって、テレビの2時間サスペンスでお馴染みの人情ドラマを持ち込んだもんだからチグハグも極まれり。ミステリーだからといって涙を入れる必要はありませんよ。何を意図して映画化したのかわからない作品で〜す。