悪銭は身につかないが

nostalji2014-06-16

録画していた『ラスベガスをぶっつぶせ』(2008年/監督:ロバート・ルケティック)を観る。ブラックジャック必勝法を使ってラスベガスで学費を稼ごうとする青年(ジム・スタージェス)の物語です。彼の抜群の記憶力と数学の才能に目をつけ、必勝法“カウンティング”を教える教授がケビン・スペイシーね。“カウンティング”はチームプレイで、仲間に恋人となるケイト・ボスワースがいます。彼らの不正を見抜くラスベガスの用心棒がローレンス・フィッシュバーンで、胡散臭いスペイシーと強面のフィッシュバーンが画面を引き締めていますね。
学費だけを稼ぐことが目的だった主人公がラスベガスで大勝することにより、贅沢の味をおぼえ、親友とも迂遠になり、身を持ち崩しかけるという内容で、ギャンブル映画というより青春映画といった内容です。“カウンティング”というのは確率をもとにした方法(具体的にはよく解らなかった)なので勝負におけるプロ対プロの駆け引きというものがありません。ギャンブルシーンのスリルがあまりないんですよ。ラストは爽やかで、主人公も希望通りになってメデタシ、メデタシで〜す。