ほぼ惰性で

nostalji2015-01-17

録画保存していたテレビ西部劇『燃えよカンフー』の「しゃれこうべが迷信を裁いた」と「幼心に仕掛人が走った」を観る。日本で放送された第12話と13話です。
しゃれこうべが迷信を裁いた」は、立ち寄った町でデッチあげの罪でケイン(デビッド・キャラダイン)は銀鉱山で働かされることになります。囚人を使った強制労働はテレビ西部劇には欠かせぬエピソードですな。囚人仲間から信頼されるケインを恐れた監督官は、落盤事故を装ってケインを殺そうとしますが……
「幼心に仕掛人が走った」は、乱暴者に絡まれている黒人を助けたケインは、それを目撃した少年たちからピアノ弾きを殺してくれるように頼まれます。ピアノ弾きは少年たちの母親と結婚する約束を破って逃げ出したのですが、母親を愛しておりケインと少年たちを連れて母親の許へ。乱暴者たちとの格闘中にダイヤの入った袋を落とした黒人は、ケインが盗んだと誤解(少年の一人が拾っていた)してケインに挑みます。黒人はブラジルの武術カポエイラの達人で、カンフーとの対決で〜す。
邦題に“仕掛人”という言葉が使われていますが、『必殺仕掛人』のあやかりですね。『燃えよカンフー』が放送されていたのが1976年で、金で怨み人を殺す“仕掛人”という言葉が完全に定着していたことがわかります。70年代はテレビ時代劇の全盛時。逆にテレビ西部劇は数えるほどしかありません。50歳以下の層に時代劇ファンはいても、西部劇ファンがいないのは仕方ないね。