シミュレーションが現実に

nostalji2015-11-06

録画していた『エンダーのゲーム』(2013年/監督:ギャヴィン・フッド)を観る。オーソン・スコット・カードのベストセラーを映画化したSFアドベンチャーです。
昆虫型異星人フォーミックの襲撃を受けた地球は、フォーミックの再襲を防ぐために世界中から天才を集めて司令官育成教育をするバトル・スクールを設けます。訓練長官のグラッフ大佐(ハリソン・フォード)は、人口調整政策で2人までしか子供を産めない中、特別な許可を受けてウィッギン家の3番目の子として生まれたエンダー(エイサ・バターフィールド)に注目。バトル・スクールに入学したエンダーは同級生の苛めや妬みを受けながらも瞬く間に頭角を現し、ドラゴン隊の指揮官に任命されます。エンダーとドラゴン隊の仲間は前線基地で、死んだと思われていた英雄ラッカム(ベン・キングズレー)から最終訓練を受けますが……
相手を思う優しさと相手をとことんやつける激しさの両面を持つ少年の葛藤と成長の物語です。それが段階毎の訓練を通して醸成されていくのね。フォーミックの惑星は末期状態で、水を求めて地球への移住を準備する大艦隊相手にどうやって戦うかをシミュレーションするわけ。物語展開の流れと、残り上映時間でオチは予想できたのですが、最後に一ひねりしてあって爽やかなものになっています。演出的には如何ってことはないですが、いたずらに長くせず、114分で上手くまとめていま〜す。
父親が倒れたので、帰省します。日記は当分の間、休止。