11年前と違って

nostalji2016-06-10

ダビングして持って来た『呪怨 終わりの始まり』(2014年/監督:落合正幸)を観る。佐伯伽椰子と佐伯俊雄のキャラが強烈にインパクトを与え、『リング』と並んでハリウッドでもリメイクされたJホラーの代表作を落合正幸がリメイクしたものです。
19年前に押入監禁の児童虐待で山賀俊雄という少年が殺され、その9年後に売り家となっているその家に幽霊が出るという噂を聞いた女子高生4人が家に入り、呪怨によって行方不明になります。そして、その家に佐伯剛雄(緋田康人)と伽椰子(最所美咲)の夫婦が入居。それから10年後の現在、小学校教師の結衣(佐々木希)が不登校児童の佐伯俊雄(小林颯)の様子をみるために佐伯家を訪問しますが……
佐伯俊雄は子どもができずにノイローゼとなっていた伽椰子が山賀俊雄の霊が憑いて産まれたという設定ね。オリジナルでは暴力亭主に殺され、全てを呪いながら死んでいった伽椰子が、事件の際に押入に隠れていた俊雄を死後の世界まで連れていき、母子の呪いが拡散するという構図でしたが、今回は俊雄が全ての原因になっています。何かと話題の児童虐待を呪いとして打ち出したのでしょうね。
オリジナルにおける恐怖演出は当時としては斬新なもので効果をあげていましたが、10年以上経つと同じような演出では笑いを誘うだけね。怖がるところで、私は大爆笑で〜す。