ダビングして持って来た『呪怨 ザ・ファイナル』（２０１５年／監督：落合正幸）を観る。一応、これでシリーズ終了のようです。
小学校の教師をしていた妹・結衣（佐々木希）から連絡が途絶えた麻衣（平愛梨）は、結衣の遺物の日誌を読んで、頻繁に訪ねていた佐伯俊雄（小林颯）の家に行きますが、そこは空き地になっていました。俊雄は叔母の家に引き取られており、その従姉妹の玲央（おのののか）は何も喋らない俊雄に不気味なものを感じます。玲央の家や、俊雄に興味を持った玲央の友人たちや麻衣に異変が起こりはじめ……
『呪怨 終わりの始まり』とセットになっていて、２本で一つの物語です。玲央が仏壇を拝むシーンがあったので、守護霊が現れて俊雄の呪怨と対決、そこに伽椰子の呪怨も加わって壮絶バトル…なんてあるわきゃないか。新たな展開はなく、これまでと同じ展開に、同じ恐怖演出と新味はありません。家を壊しても呪怨は消えず、呪いは伝染するという解決になっていないファイナルでした。
近作（６月１８日公開予定）は、『貞子ＶＳ伽椰子』のようですが、俊雄が呪いのビデオを見て、貞子と対決というのでなく、呪いの家に行った人物が、呪いのビデオを見て、伽椰子と貞子が呪いの奪い合いをするというお話みたいですな。恐ろしさより、爆笑になりそうで〜す。
