続いて

nostalji2017-06-01

友人からの回し観で西部劇DVDの『バレー・オブ・バイオレンス』(2016年/監督:タイ・ウェスト)を観る。
最近の映画はいきなり物語が始まるのですが、本作品は往年の映画のように最初にタイトルとクレジットが出てきます。それも往年のマカロニのようなタイトル映像ね。音楽もマカロニ調。
犬を連れた流れ者ポール(イーサン・ホーク)が、馬を奪おうとした胡散臭い神父(バーン・ゴーン)をとっちめ、神父から聞いたデントンの町にやってきます。保安官(ジョン・トラヴォルタ)の息子ギリー(ジェームズ・ラーソン)をこてんぱんにやっつけたことから早々に町から出ていくのですが、ギリーと彼の仲間に襲われ、犬を殺され、ポールは崖下に落とされるのね。ポールは途中でひっかかって助かり、復讐のために町に戻ります。仲良くなったホテルの娘メアリー(タイッサ・ファーミガ)の手助けで復讐を開始しますが……
犬(これが名演技するんだな)のために復讐というのは面白いですね。トラヴォルタは息子を守るためにイーサン・ホークと対決することになるんですが、撃ちあいの合間にイーサン・ホークに話しかけてばかりいて緊迫感が薄れます。おまけに、何じゃコリャという死に方でズッコケますな。雰囲気のよかった前半でしたが、後半は失速。竜頭蛇尾で〜す。