西部劇ＤＶＤの『ワイルドガン』（２０１５年／監督：ジョン・カサー）を観る。ＤＶＤ販売のみの劇場未公開作品で、友人からの回し観ね。
馬に乗った男が森林地帯を横切っていくシーンを背景に出演者のクレジットが出ます。往年の西部劇を感じさせる雰囲気ですな。男は、南北戦争が終わった後、ガンマンとして放浪していたジョン・ヘンリー（キーファー・サザーランド）で、１０年振りに故郷へ帰ってきます。わだかまりのある父（ドナルド・サザーランド）との関係を修復しようと拳銃を捨て開墾に精を出しますが、町には農場を強引に買収しているマッカーディ（ブライアン・コックス）がいて、手下を使って農場主を脅しているのね。手下のフランク（アーロン・プール）たちに暴力を受けてもジョン・ヘンリーはじっと我慢。しかし、買収を拒む農場主がフランク一味に殺され、マッカーディに抗議にいった父も刺され、昔の恋人メアリー・アリス（デミ・ムーア）の農場もマッカーディに奪われそうになり、ついにジョン・ヘンリーは拳銃を取り出し、マッカーディの酒場に殴り込み。マッカーディの用心棒デイブ・ターナー（マイケル・ウィンコット）が面白い存在で、ジョン・ヘンリーの凄腕を知っていて、できるだけ戦わないようにしているんです。仕方なく決闘することになっても、ジョン・ヘンリーの申し出を受け入れて……
往年の西部劇を感じさせる内容で、私の好みにあっていました。デミ・ムーアは少し侘しかったですが、サザーランド親子競演はグッド。西部劇ファンにはお薦めで〜す。
