実在の人物だが

nostalji2017-11-03

友人に送ってもらった西部劇『最後の対決』(1943年/監督:ジョージ・アーチェインバウド)を観る。実在の保安官バット・マスターソンを主人公にした劇場未公開の作品です。
1919年のニューヨークで新聞記者をしているバット・マスターソン(アルバート・デッカー)が西部小説家の質問で50年前のダッジシティでの出来事を想い出します。新聞記者を目指していたマスターソンは無法者を撃ち殺したことから町の有力者たちの薦めで保安官に就任。教会で酒場の歌姫ドーラ(クレア・トレヴァー)と知りあいます。マスターソンとドーラは愛しあうようになりますが、ドーラはマスターソンの拳銃稼業に危惧していて結婚に踏み切れないのね。テキサスの若き大牧場主ケネディ(バリー・サリバン)がダッジシティに現れ、ドーラに恋したことから……
ドーラをめぐるマスターソンとケネディの三角関係、マスターソンとケネディの友情と対決が大きな盛り上がりもなく展開していきます。バット・マスターソンが拳銃をすて、新聞記者となった出来事を描いているのが面白いだけで、残念ながら凡作。クレア・トレヴァーはグッドバッドガールの役どころなんですが、グッドの部分が強すぎて面白味がありませ〜ん。