実録ギャング

nostalji2018-04-04

録画していた『UKコネクション 前編:伝説の幕開け』(2015年/監督:ザカリー・アドラー)を観る。1960年代のロンドンに実在した双子のギャング、クレイ兄弟の栄華と破滅を描く劇場未公開作品です。
ロンドン東部で母親の強い教えにより生まれ育った双子のレジー(ケヴィン・レスリー)とロニー(サイモン・コットン)は強い絆で結ばれて成長します。学生ボクサーのチャンピオンという腕っぷしと頭脳で危険なギャングとして頭角を現し、ディッキ(フィル・ダンスター)やテディ(ダン・パー)を仲間にしてビリヤード兼酒場の経営に乗り出すのね。冷静沈着なレジーと凶暴なロニーのコンビは暗黒街に君臨。しかし、過激な言動が警察のリード警部(ダニー・ミッドウィンター)に目をつけられ、ロニーは逮捕されて刑務所へ……
双子だというのにケヴィン・レスリーとサイモン・コットンは全然似ておらず、違和感ありすぎね。ケヴィン・レスリーの無表情演技に対して、サイモン・コットンの偏執的凶暴振りはグッド。イギリス映画のせいか、ギャング間の抗争が地味ですなァ。イギリスの暗黒街というのは知らない世界だったので、興味が持てたのはそこだけで〜す。