少し古いが

録画していた『死者の学園祭』(2000年/監督:篠原哲雄)を観る。赤川次郎原作の学園ミステリーです。

ミッション系の女子高に通う真知子(深田恭子)は演劇部員で、同じ演劇部で自殺した親友だった由子が遺した台本を上演しようと考えます。それは80年前から学園に伝わる悲恋の物語。学園長(筒井康隆)にかけあい、上演が許可されますが、80年前の事件を調べていた部員の治子(林知花)と真弓(坂本三佳)が不審な死をとげ……

父親(根津甚八)と父の恋人(宮崎美子)の仲に複雑な思いを持ったり、教師(加藤雅也)に恋心を持ったりと、真知子の乙女心を絡めて展開する前半は、現実性のあるものでしたが、学園の謎が解明されていくにつれて現実感がなくなっていきます。犯人が拳銃をふりまわすラストは何じゃコリャですよ。最後にズッコケる駄作で~す。