ステイサムではないが

録画していた『トランスポーター・イグニション』(2015年/カミーユ・ドゥラマーレ)を観る。ジェイソン・ステイサム主演で人気シリーズとなった“トランスポーター”をリブートしたアクション映画です。

荷物の中身も理由も不問で、確実に目的地に届ける凄腕の運び屋フランク(エド・スクレイン)は、謎の美女アンナ(ロバン・シャバルノ)の依頼を受けますが、荷物はアンナそっくりの恰好をした美女二人。フランクは約束が違うと抗議しますが、フランクの父(レイ・スティーブンソン)を人質にとられており、彼女たちの計画に加担することになります。アンナたちは自分たちを奴隷のように扱った国際売春組織への復讐として組織の金を奪おうとしており……

売りのカーアクションは満載で、鮮やかなドライビングテクニックで次から次にやってくるパトカーから逃げ切る場面はムチャクチャながら見ていて楽しいですな。主演のエド・スクレインの魅力は今イチですが、父親役のレイ・スティーブンソンは存在感があってグッド。ドラマとしての中身は薄いですが、物語展開が早く、飽かずに最後まで楽しめました。