続いて

録画していた『真夏の方程式』(2013年/監督:西谷弘)を観る。東野圭吾の小説“ガリレオ”シリーズを映像化した劇場版第2弾。

物理学者の湯川(福山雅治)は海底鉱物資源開発のアドバイザーとして玻璃ヶ浦に向かう列車で恭平少年と出会い、旅館・緑岩荘で少年と同宿することになります。緑岩荘は重治(前田吟)・節子(吹雪ジュン)・成美(杏)の川畑一家が経営。宿泊客の塚原(塩見三省)が海辺で変死体となって発見されます。地元の警察は堤防から落ちた転落死と考えますが、塚原が元警視庁の刑事だったことから草薙刑事(北村一輝)が内密に捜査を開始。緑岩荘に泊まっている湯川との連絡係として岸谷婦警(吉高由里子)が派遣されます。死体解剖の結果、塚原の死因は一酸化炭素中毒死。塚原は16年前に担当した元ホステス殺人事件で逮捕した仙波(白竜)が犯人と思えず、仙波と関係のあった川畑一家に会いにきたんですな。湯川は塚原が殺されたトリックと犯人を見つけ、16年前の事件の真相も解き明かしますが……

前作と比べてミステリーとしての面白さはありません。2時間ドラマの情実サスペンスといった感じです。“科学技術と環境保護”というテーマを織り交ぜ、物語を膨らまそうとしたのでしょうが、いたずらに長くなっただけ。福山人気が売りだけの作品で~す。