先週に続き

nostalji2017-10-16

テレビ西部劇『ララミー牧場(シーズン2)』の#19「サボテン娘」、#20「闇夜の男たち」、#21「標的の男」を観る。
「サボテン娘」は、無法者のマッカンレス一家の娘トロイ(アニタ・サンズ)にジェス(ロバート・フラー)とスリム(ジョン・スミス)が翻弄される物語。堅気になろうと蓄えた分け前を持ってララミーにやってきたトロイは昔馴染みのジェスに会い、シャーマン牧場で働きますが、分け前を使い果たした父(アーサー・ハニカット)や兄(L・Q・ジョーンズ)たちがやって来たことから……
死人の出ないコメディ・タッチのエピソードです。スリムが“マイ・フェア・レディ”のごとくトロイを淑女にしようと奮闘するのね。アーサー・ハニカットとL・Q・ジョーンズが憎めない悪党役で好演。
「闇夜の男たち」は、重傷を負った列車強盗に人質にされたスリムが強盗団と対決する物語。列車強盗団の首領ベン(グレゴリー・ウォルコット)が重傷を負い、弟のフィルが医者を捜しに行きますが、馬の出産のためにスリムが呼びに来た獣医のキングズレイ(リチャード・クーガン)を医者と間違えるのね。スリムとキングズレイ、それに馬車に同乗していた酒場女サンディ(マリー・マーフィー)が人質になります。サンディが、かつてベンの恋した女だったことから……
取り出した銃弾からベンを撃った犯人を割り出す謎解きと、キングズレイとサンディの恋模様が展開します。グレゴリー・ウォルコットは刑事ドラマ『87分署』ではレギュラー刑事役でしたが、#10「ならず者の宝」でのロッド・キャメロンの命令に従わない手下役など西部劇では悪党役が多いですね。
「標的の男」は、スリムとジェスが裁判の証人を殺そうとする無法者たちと戦う物語。裁判の証人ギル(ジェームズ・コバーン)を護送する保安官クレイグ(チャールズ・マクグロウ)が負傷してスリムに助けを求めます。駅馬車中継所はギルを狙う無法者たちに包囲され……
ジェームズ・コバーンは無法者の仲間ですが、証言を条件に釈放を求めている男。コバーンはこのようなクセのあるキャラがピッタシ。闇の中を近づいてくる無法者たちを、干し草に火をつけて明るく照らし出し、全滅させるのは面白い趣向でした。派手な銃撃戦が見どころで〜す。