名作だけど

アルプスの少女ハイジ”は、題名だけは知っていてもどんな物語か知らなかったので実写スイス映画『ハイジ アルプスの物語』(2015年/監督:アラン・グスボーナー)を観る。

両親を早くに亡くした少女ハイジは、デーテ叔母からアルプスの山に暮らすアルムおんじに預けられます。アルムおんじは村人からは好かれていない人嫌いの頑固者。ハイジはそんなおんじとすぐに打ち解け、近くに住む羊飼いの少年ペーターとも仲良くなります。アルプスでの日々を心から楽しんでいたハイジですが、デーテ叔母さんがフランクフルトへ連れ去り、大富豪のゼーゼマン家のお嬢様クララの話し相手としてお屋敷暮らし。クララは母親を亡くしたショックから病気になり、歩けなくなって車いす生活。明るく素直なハイジに励まされ、クララは元気になっていきます。ハイジは教育係のロッテンマイヤーから行儀を厳しくしつけられますが、執事のセバスチャンやクララの祖母が味方。ハイジはクララとの友情を深めていきますが、おんじが待つアルプスへ帰りたい気持ちも強くなっていきます。そんな時、幽霊騒ぎが発生。ハイジが夢遊病になって夜中に歩いていたんです。医者はハイジがホームシックに罹っていると診断。ゼーゼマンはハイジをアルプスへ帰します。ハイジはアルプスの生活をクララに手紙で知らせ、祖母に連れられてアルプスにやってきたクララと再会。ハイジとクララが仲良くしているのを嫉妬したペーターがクララの車いすを壊します。ペーターは自分のしたことを後悔。自然豊かなアルプスの中で、クララはハイジとペーターに助けられて自ら立ち上がります。父と祖母が迎えに来て、支えられながらも歩くことができるようになったクララとハイジは再会を約束して別れます。

なぜ学ぶことが必要なのか、なぜ人を思いやることが大切なのかを子供たちに教える作品。映画で知るハイジの物語でした。でもって、私が知っている俳優は、アルムおんじ役のブルーノ・ガンツだけ。ハイジ役のアヌーク・シュテフェンは宮崎あおいを子役にした感じで、成長した姿を見てみたいで~す。