陸上と水泳の金メダリスト

nostalji2005-10-31

朝イチで、頼まれていた原稿を全て送信した後、先日購入した380円DVDの『大ターザン』(1938年/監督:D・ロス・レダーマン)を観る。数多くあるターザン映画の中で、これは出来の悪い作品といえます。猛獣との格闘シーンはないし(ライオンとじゃれあうような格闘は格闘といいません)、ジェーン(この作品ではエリナー)にピンチらしいピンチはないし、蛮族はアラビアの王様みたいな感じで野蛮人には見えないしで、ハラハラ・ドキドキがないんですよ。ターザンのグレン・モリスは1936年のベルリン・オリンピックで陸上十種競技の金メダリストです。ターザンにセリフは必要ないので素人でも務まりますね。でもって、相手役のエリナー・ホルムも1932年のロサンゼルス・オリンピックで水泳100メートル背泳ぎの金メダリストです。ワニに追いかけられたり、ターザンと水中キスをしたりと、水泳シーンは多いのですが、エスター・ウィリアムズほど魅力がないので映画はこの作品だけのようです。日本でターザン映画を作るなら、室伏と柴田になるのかなァ。画像はDVDジャケット。