B級美品

nostalji2006-06-07

録画していた西部劇『無法の拳銃』(1959年/監督:アンドレ・ド・トス)を観る。主人公(ロバート・ライアン)が決して正義感あふれる人物でなく、悪党(バール・アイブス)も単純な悪でなく、閉ざされた空間を舞台にサスペンス溢れる西部劇になっています。出演スターは地味ですが、撮影が『リオ・ブラボー』などのハワード・ホークス作品で有名なラッセル・ハーラン、脚本が『大砂塵』などで一癖も二癖もある人物描写したフィリップ・ヨーダンという一流スタッフが担当していますので、劇場未公開のB級西部劇といえども骨のある作品に仕上がっていま〜す。
画像は、ロバート・ライアン。人生の重みを感じさせる渋い役者で、私のお気に入りの一人です。日本でいえば水島道太郎のような存在ですかね。年輪を重ねるごとに、深い味わいが出てきました。
HP:西部劇シネマ館の「劇場観公開西部劇」に追加アップ⇒http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/janru2/janru23.htm