たまには、西部劇

nostalji2006-06-06

録画していた『荒野の貴婦人』(1955年/監督:マーヴィン・ルロイ)を観る。東部のボストンから、西部のサンタフェニューメキシコ)にやってきた女医(グリア・ガースン)の物語です。フランキー・レインの主題歌にのってグリア・ガースンが馬車でやって来るオープニングは西部劇の雰囲気満点ですが、結局はハーレクイン的ラブロマンスでした。当時は東部でさえ女医は偏見をもたれていたのに、この作品にはそれがありません。それと、東部から来たというのに、西部とのカルチャーギャップも出てきません。東部から来た女医というキャラクターが、ドラマに全然反映されていないんですよ。テレビドラマ『ドクター・クイン(大西部の女医物語)』のレベルの高さを、改めて実感しました。実在の人物、ビリー・ザ・キッド(ニック・アダムズ)やウォレス知事が登場するのは、オマケみたいなものですね。
画像は、『荒野の貴婦人』のドイツ版ポスター。
HP:西部劇シネマ館の「西部劇ランダム」に追加アップ⇒http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/nendai2/rundam4.htm